タオルの匁とは?重さの計算方法や厚さの比較・目安と用途別の選び方

タオルの匁とは?重さの計算方法や厚さの比較・目安と用途別の選び方

最終更新日:2025.06.19

タオルを選ぶ際に重要な指標となる「匁(もんめ)」。タオルの見た目や質感、機能性などの目安となる要素であり、用途に合わせて最適な匁の大きさを選ぶことが大切です。今回は、タオルの匁とはどのような単位なのかを徹底解説。意味・読み方やグラム換算での計算法、タオルの種類や利用シーンに応じた匁の選び方を紹介します。

タオルの「匁」とは

まず、匁とは何か、意味や読み方、由来を踏まえて確認していきましょう。

匁の読み方と意味

「匁」は「もんめ」と読みます。タオルの厚みや透け感の目安として広く認識されていますが、正確には「重さ」を表す単位です。

匁の由来

匁は、日本独自の計量方法である「尺貫(しゃっかん)法」に基づく伝統的な度量衡です。江戸時代の貨幣「一文銭(いちもんせん)」が由来だといわれています。以前は商取引におけるポピュラーな単位でしたが、明治時代に「メートル法」が公認され、昭和初期に制度化されてから次第に使われなくなっていきました。現在は、主にタオル業界で重さや厚みを表す単位として使用されています。

タオルの匁の計算方法とグラム換算

タオルの匁をグラム換算する計算式は「1匁=約3.75g」です。例えば、100匁のタオルは、1枚あたり375gとなります。

匁の大きさによって生じるタオルの違いの比較

匁の大きさの違いは、次の5つの要素に影響を及ぼします。

見た目

匁の大きさが異なれば、タオルの厚みや生地の密度が変わります。匁の大きいタオルはふっくらとボリュームがあり、透け感があまり気になりません。一方、匁の小さいタオルは薄手な分軽量で、透けやすい傾向があります。

肌触り

匁はタオルの肌触りを左右する要素です。加工や仕上げの方法にもよりますが、一般的に匁が大きいタオルは厚みがある分、やわらかな肌触りに仕上がります。対して匁の小さいタオルは密度が低く、さらっとした肌触りです。

吸水性

匁が大きいタオルはふくよかな厚みがあるので、吸水性に優れるといわれています。ただし、タオルの吸水性は素材や織り方、加工などによっても変わるため、匁が小さいからといって必ずしも水を吸いにくいとは限りません。

乾きやすさ

匁の大きさによって、タオルの乾きやすさを判断する目安になります。匁の大きいタオルは厚手で密度が高く、多くの水分を吸い込むやすい分、乾燥に時間を要します。一方、匁の小さいタオルは薄手で軽いため、乾くのにさほど時間がかかりません。

価格

匁の大きなタオルは糸の使用量や厚みが増す分、生産コストも高額です。メーカー・ブランドや素材にも異なりますが、匁の小さなタオルは一般的にリーズナブルな価格に設定されている傾向にあります。

【タオルの種類別】匁の目安

ここでは、代表的な4種類のタオルに適した匁の目安について説明します。

フェイスタオルの匁

最もポピュラーなフェイスタオルは、匁も平均的な大きさがおすすめです。一般的には160〜180匁、厚みや吸水性を高めたいときには200匁以上にしましょう。

バスタオルの匁

バスタオルといった高い吸水力が求められるタオルは、800〜2,000匁程度が人気です。高級感が求められるホテルやサロンなどで使用されるタオルは、1,600匁〜を目安に作られています。

ハンドタオル・ミニタオルの匁

ハンドタオルやミニタオルの匁は40〜140程度。バッグやポケットに収納しやすい厚みが目安です。ハンカチのようなイメージなら匁を小さく、タオルとしての実用性を高めたいなら大きいものを選ぶとよいでしょう。

スポーツタオル・マフラータオル

野外での利用が想定されるスポーツタオルやマフラータオルは、250〜400匁程度の厚みがあると便利。軽さや吸水性、耐久性を兼ね備え、肩や首に巻きやすい厚さです。

【用途別】最適なタオルの匁

ここからは、ビジネスでよくあるタオルの利用シーンとそれに応じた匁の大きさをまとめました。

バラまき用グッズに:160~180匁

ばらまき用のオリジナルグッズなら、160〜180匁程度のタオルが実用的。安価かつ薄手でかさばらないため、搬入や持ち運びにも便利です。

販促ノベルティに:200~220匁

販促ノベルティによく選ばれるのは200〜220匁程度のタオル。ある程度しっかりとした厚みがあるため、挨拶や記念品など幅広いシーンで活用できます。

業務用に:240~260匁

サロンやホテル・旅館などに設置するタオルには、厚手で耐久性のある240〜260匁程度が適しています。ふっくらとしたリッチな質感とやさしい触り心地で、顧客に満足してもらえるはずです。

贈答品・記念ギフトに:300匁〜

贈答品やギフトには、高級感のある300匁以上のタオルを選びましょう。名入れ・ロゴ入れやデザインプリントを施せば、ターゲットを選ばず喜んでもらえる一品になります。

スポーツジムや温泉の備品・物販品に:160~180匁

スポーツジムや温泉の備品や物販品には、吸水性と乾きやすさのバランスのよい160〜180匁程度のタオルがぴったり。乾いた状態で使う「ドライユース」には匁の大きいタオル、濡らして使う「ウェットユース」なら薄手のものを選ぶと使い勝手がよくなります。

使い方が決まっていないときに:200匁

使い方を特定しない、幅広い層をターゲットにしているといったタオルの場合は、家庭用としてポピュラーな200匁前後が無難です。ハンドタオルやフェイスタオルといった一般的な用途に対応する厚みなので、利用シーンを選びません。

タオルの匁を選ぶ際の注意点

オリジナル制作のタオルの匁を選ぶときは、次の2点に注意しましょう。

匁の大きさと品質は比例するわけではない

匁が大きいからといって、品質がよいとは限りません。たしかに匁の大きいタオルは価格も高額な傾向にありますが、それは単に使用する糸の量に比例しているからです。タオルの品質は、素材や製法、産地などに準拠します。

タオルの重さはダースで表される

一般的に、タオルの重さは1ダース単位で表示されます。1ダースに12枚のタオルが入っているので、例えば300匁であれば、重さは「300(匁)×3.75(g)=1,125g」です。

まとめ

匁はタオルの見た目や質感の目安となりますが、あくまでも厚みや密度を表す単位です。やみくもに匁の大きいものを選ぶのではなく、用途や利用シーンに応じて決めることをおすすめします。「販促STYLE」では、多彩な匁のタオルを取り揃えています。名入れ・ロゴ入れやオリジナルデザインプリントに対応する商品も多数ご用意しました。自社グッズに最適な一品がきっと見つかりますので、ぜひチェックしてみてください。

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WRITER 向井 章浩

株式会社トランス イーコマース部 マネージャー

ノベルティ業界22年目。営業時代は売上NO1セールスを複数年達成。
仕入や企画を担当後、新規事業であるノベルティECサイト【販促スタイル】を立ち上げる。
現在はマネジメントの傍ら、未来の販促市場について思いを巡らす。

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